■雨に唄えば 1952年.MGM
●時はまだサイレント映画の時代。
ハリウッドの人気スター、ドンとリナは数々の作品に共演する名コンビだったが、 ドンは高慢なリナにうんざりしていた。ある日、取り囲むファンから逃げ出したドンは、コーラス・ガールのキャシーと出会い、恋仲になる。
そのころ映画はトーキーの時代を迎え、リナの美貌に似合わぬ悪声が不評を買う。
そこで親友のコズモの案で、リナの吹き替えをキャシーが務めることになる…


ミュージカル映画の金字塔。(でいいんだよね?)
ジーンとオコーナー氏のタップの揃いっぷりが惚れ惚れするほどで、
気付けばもうオコーナー氏しか見ていませんでした。(テンション↑)
っつか多分、彼の身のこなしが好きなタイプなんだと思います。
オススメは「Fit as a Fiddle」「Moses」「Good Morning」←↓ほとんど全部やんけ
有名な「Make' em laugh(笑わせろ)」は、引くくらいの連続コケに
最初、なんじゃこりゃ〜と思ったけど(←ひどい)
ラスト、壁のぼり宙返りがものすごく格好良くて その瞬間惚れた。
変な顔も見どころです。(彼の得意技らしい)
ちなみに壁に駆けあがるのも、他の映画で何度かやっています。

今気付いたのですが、この映画で彼は明らかに三枚目路線だよね…?
おそらく今、私の目には二枚目半くらいに映ってる。(見なれたから…) わ〜…

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≫吹替え版
テレ東版のオコーナー氏の声は八代駿さんだったのですが、雰囲気が結構似てる…
* 吹替え版・名訳セリフ *
 「やんなさいやんなさい、奴隷解放の演説でも暗誦しなさい」
 「男殺しなんだよ、自分でそう言ってる」
 「パーティーで映画は、ハリウッドの掟よ」
 「ほうぼうケーキの中覗いてまわったんだよ」
 「芝居ダメ、歌ダメ、踊りダメのダメ。三拍子揃ってら」
 「フン、誰が考えたのかね」(キャシーのキスを受けて)『キュゥゥゥ〜』(倒れる)

DVD解説と、他サイトよりオコーナー氏のこぼれ話。
ドナルドはダンサーでは少ない右回りで、ジーンも同じ右回りなので
「Moses Supposes」はああ見えて意外に踊りやすかったらしい。
そして「Make em Laugh」で壁のぼり宙返りをする時ちょっと後悔したらしい(笑)

『あの場面の最後は死ぬかと思ったよ。
スタントの部分は全部アドリブで、リハーサルは大変だった。
その日は煙草を4箱空けると、”殺人壁”に立ち向かった。
僕は床を転げまわり、カーペットで火傷をこしらえた。
(中略)撮影が終わるとまっすぐ家に帰って、3日はベッドから起きられなかった。
僕が復帰するとジーン(ケリー)がやってきて
もう一度あれをできるかと聞くんだ。
”すまない、ミスでフィルムに靄がかかってダメになってしまったんだ”』

(以上、私による和訳)←英語2。

あまりにも素敵なエピソードです(笑)…ジーン、アンタ鬼や…  
●ボードビル(旅回りショー)のドナヒュー一家の物語。
父母と3人の子供たちはドナヒュー5人組として活躍していたが、長男は神父を志して舞台を離れ、末っ子のティム(D・オコーナー)は新人歌手(M・モンロー)への失恋と事故から家出、父親もその行方を探して舞台を離れる。 ショウビズ界に生きる芸人一家の波乱と家族愛を描いたミュージカル。


ドナルド・オコーナーファンとしては、一応押さえておくべき作品なのです。
(数少ない日本公開作品)
ドナルド氏、ちょっと太ったので「雨に唄えば」よりオッサンぽいです
たぶん衣装のせいもある…(一番似合ってるのは最後の水兵の衣装)
ティム君は末っ子のダメっこなので、見ていてハラハラなのです。
ハッキリ言ってあまり同情できないダメっこ。
マリリン・モンローとのコンビとしては正直イマイチなのね。
どうしても彼女のゴージャスさに負けちゃう…。

それでも見せ場の「A man chases a girl(男は女を追いかける)」はスバラシイですよ。
6分踊りまわってくれます。相変わらず体張ってる(椰子の実ぶっけたり)
噴水の場面のさいごの濡れた髪がステキ…
(すいません温かい目で見てやってください)

*他の出演者についての感想は、クラシック映画のページにて。

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オコーナー氏、MGM所属じゃなかったのに呼んでもらえて嬉しい。
こういう映画パラマウントとかユニバーサルでもやってほしかったな…
(やってたのかな、私が知らんだけで)
そうしたらミッキーとジュディのように…!

まぁ妄想はさておき、オコーナー氏。
エスター・ウィリアムズの紹介をしていたのですが、この場面長いわ…
ちなみにマーク・スピッツはミュヘン五輪で水泳7冠王の人ね、調べてしまったよ…
(まだ生まれる前だったもんで)

一応ジーンに「もう1人の好きな相棒」と紹介されたので非常に満足です。

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これはオコーナー氏、ホストでも何でもなかったんですが、 とりあえずオープニングのクレジットと「Good Morning」の場面に出てきます。
それから「Be a clown」に合わせてちょっとだけ出ます。
始まって17分くらいに。
(一回見ただけだったので、もしや勘違いかと思ったけど確認しました)
敷物につまづいてました。

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≫おもな出演映像
・「ザッツ・エンタテインメント」メイキング
・『もう一度だけ』
・『ミュージカルの巨匠たち』
・未公開曲集『ILove Melvin』より

ファンとして言いたい。ありがとう〜ありがとう!
危うく買いそびれるところだった私としては、これ買い逃して
いたら…と恐ろしくなりますね。オコーナー氏はMGM専属ではなかったので、特典にも
これだけ出てるとは思いませんでした。

まずメイキングはちょっと顔出す程度ですが 試写会後のパーティではなんだか神父さんみたいなタキシード着てます。(誰の見立てなんだろう)
アステアのインタビューではオコーナー氏が乱入してきたので驚いた。
仲いいの?(だったらいいなぁ)

そして『I Love Melvin』より「A Lady Loves」。 やってくれました!
オコーナー氏踊ってるよ〜(ちょっとだけだけど。)デビーだけの場面かと思ってた。
それでも私には十分堪能いたしましたよ
しかしMGMの衣装はいいなぁ。
『雨に唄えば』の時も思ったけどさ… 20世紀FOXなど、いつもジャケットの丈が長すぎたり幅広めのボトムだったりして、 彼のスマートさが出ないのですよ。

ここで未公開シーンということは、DVDは出ないのね…そうなのね…?

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■ラグタイム 1981年.パラマウント

●今世紀初頭。第一次大戦を前にしたアメリカ。
マジソン・スクエアの銅像を巡って繰り広げられる、モデルの夫による建設者の射殺事件。 その一方で展開する、赤ん坊と恋人を捨てた黒人ピアニストの話など、混乱の時代に生きる様々な人間を描いた群像ドラマ。


レンタル屋で発見してしまい、これは…じさまのオコーナー氏も愛さねばということで
借りてきました。彼、マリオみたいなヒゲ。
黒人差別により人生が大きく小さく変わってしまった人たちの物語。
オコーナー氏に限って言えば、155分中5分も出てないです。
最初に女の子たち引き連れてショウやってる恰幅のいいダンサー。
「つまりは100万人の女の子を愛せるのさ〜♪」 とか唄ってます。
(そこで殺人事件が起こって驚くオコーナー氏)
その後、男運の悪いコーラスガールのダンス教師としてちょっと出てきます。
相変わらず軽快なステップ。
ストーカー青年に練習を中断されて、「せっかく乗ってきたのに…」と
ムッとしてます。出番オワリ。

不思議な映画でした。監督は「アマデウス」の人なのですね。
あ〜そういえばそんな感じ。

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■トイズ 1992年.20世紀FOX
●個性的な工場を持つおもちゃ会社の社長が急死し、
社長の弟であるバリバリの軍国主義者の元将軍(マイケル・ガンボン)が会社を引き継ぐことになる。
しかし彼は事もあろうに最新ハイテク技術を用いて超小型軍事兵器のおもちゃを開発しようとするのだった。
それを知った社長の息子レスリー(ロビン・ウィリアムス)は、阻止すべく将軍の元へ向かうのだったが…。


じさまのオコーナー氏も愛そうパート2。
これあらすじを読んだ時点で、「急死する社長の役」のよーな気がしてたんだが・・・
やっぱりそうでした。
しか〜し!この話全体が社長の夢を守る話なので、ある意味ずっと存在してる。
それにクレジットはさいごに「…AND Donald O'connor」ですよ!(いや、一応大御所だし)

オコーナー氏のユカイなじさま。素敵なじさま。
ふざけてるようなアタマのプロペラ帽は、心臓のペースメーカーにつながってるのです。
「息子はイカれてる?分かってる。親の遺伝だよ」と微笑む彼。
そして棺の中に笑い袋を仕込む彼。素敵です。
折しもオコーナー氏が亡くなって1年、うう、なんだか涙が…

私はもともとロビン・ウィリアムス好きなのでけっこう面白かった。
LL・クール・Jなんかもアーミーな従兄弟役でいい味出してます。
(※サメのほうの「ディープ・ブルー」で最強コック役だった人)
しかし古いおもちゃたち。僕たちの軍隊はこれだ〜!って、
全然戦力になってないじゃん!!
もちょっとさぁ、こう…なんか作戦あるのかと思ってた。(そういうのお約束じゃないのか)
ブリキのおもちゃたちがドッカンドッカン壊されていくのがちょっとつらい…
ラストはおとーさんのお墓で皆でそろって、ちょっといい雰囲気でした。

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■ボー・ジェスト 1939年.パラマウント
●英国の作家P・C・レンの小説の2度目の映画化。
叔母に引き取られたジェスト三兄弟、ボー(ゲイリー・クーパー)、ディグビー(ロバート・プレストン)、ジョン(レイ・ミランド)は、従妹
イザベル(スーザン・ヘイワード)とともに愛情を受けて育つ。
叔母の経済苦境を知った彼らは、最後に残された宝石
「ブルーウォーター」を守るために無断で持ち出し、外人部隊に身を投じる…


オコーナー氏の子役時代の、入手可能な数少ない作品。
13歳のドナルドくんは主人公ボーの子供時代を演じてます。
ドナルドくんひょろっとしてて、声も低くて(雨に唄えばのパンフに「ヤセギスの少年」と書かれた…)
しっかりしているので、可愛いといえば17歳のドナルドくんのほうが可愛いかも…
(それよりお茶目なゲイリー・クーパーのほうが可愛かった)
13歳といえば「秘密の部屋」のときのラドクリフ君と同じくらいか。
本気でごっこ遊びしているちびアホ三兄弟(&従妹ちゃん)が素敵すぎます。
意外に出番もあって、海軍ごっこスタイル、お坊ちゃんスタイル両方楽しめるので(笑)
オコーナーファンにはオススメの一本です。 話も良かった…兄弟愛…せつない…

オフィスワイケーのものを購入しましたが、画像良好。他、ジュネス企画でもDVD入手可能 (5040円)。
日本版DVD発売中(PD レーベル)   
■カリブは最高! 1997年.20世紀FOX
●ギャンブル好きでいい加減なチャーリー(ウォルター・マッソー)は、亡くなった妻を思い続ける気真面目な義弟のハーブ(ジャック・レモン)を騙して豪華客船の旅にに誘う。
実はダンスホストをしながら金持ちの未亡人を探し、財産を巻き上げようという魂胆だったのだ。しぶしぶ船で働くことになったハーブは、娘夫婦と乗船してきた 未亡人ヴィヴィアンと出会う。
一方抜け目ないチャーリーは、資産家になりすましてカジノに潜入するが…


じさまのオコーナー氏も愛そうパート3。
ドナルド・オコーナー氏の最後の出演作です。
オコーナー氏はダンスホスト仲間のジョナサン役、飄々としたじーさま役でした。
タップを踏む場面もちょっとある…
酔っ払いのオカンと熱く踊る場面とか、最後のクレジットでも軽く踊ってます。
晩年の出演作としては、一番ドナルド氏らしくて生き生きしてるかも…

ドナルド氏の幼なじみのグロリア・デ・ヘブンが、素敵な老婦人ヴィヴィアン役で出てますね。 グロリア、年取ってもキュートだ。
それにしてもじーさまの頑張るダンシン映画、ウォルター・マッソーとジャックレモンが
ナイスなラブコメで楽しかったです。ダンスの練習の場面とか、笑える…
ジャック・レモンを男前と思ったことなかったんですが(失礼) この映画はかなり素敵。
※2006年3月10日、日本版DVD発売!   

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