●社交界で有名な未亡人サリー(エセル・マーマン)はアメリカの親善大使に任命され、リヒテンンブルグ公国へ行くことになる。
そこで外交官のコンスタンティン(ジョージ・サンダース)に出会い、紳士的な彼に心奪われる。
一方、彼女の補佐官として同行したケネス・ギブソン(ドナルド・オコーナー)は、洋品店で会った美しい娘に恋するが、
それは実はリヒテンブルグのマリア王女(ヴェラ=エレン)であった。しかも王女には決められた婚約者がいた…。
私の中でベスト5の作品に入ります。
輸入版なので、リーフリ機購入に伴いやっと見られた作品。
これ、なんで日本公開
しなかったのか…。勿体無いなぁ
(曲もアーヴィング・バーリンだし)
エセル・マーマンがはっちゃけた親善大使ぶりで、とても生き生きしてます。
ロマンスグレーの外交官の名前が「コズモ」なので、見ていてちょっと混乱する私。
※「雨に唄えば」参照のこと。
さてオコーナー氏ですが、彼の中でも屈指のいい役でしょう。(準主役)
相手役のマリア王女はヴェラ=エレンです。あまり彼女のダンスは好きではなかったけど、
わ〜なんかすごく可愛いよ?品よくフワフワしてるのが似合う気がする。
人形のような公務時の王女と、後の笑顔のギャップが…
ドナルドとヴェラ=エレンふたりとも身軽なので、ダンスシーンがとても面白いのです。
ワインセラーのコミカルなダンスと、オコーナー氏本人もお気に入りの、庭でのデュエット。
ダンサー同士なので、かなり長い場面です。オススメ。
あとオコーナー氏が酔っ払いながら踊る「What Chance Have I with Love」
やっぱり体張ってます。「Make'em laugh」くらい。そういう持ち味の人なのね…
机から落ちたり、テーブルの上で踊ったりしてる。
連続風船割りの場面なんか長廻しで、1回切り替わるだけでこなしてます。
やっぱりスゴイわ。(そしてその後のアホ面が…ああもうなんてアホ顔なの!)
それでもやっぱり見せるところは見せて、格好いい彼なのでした。
ちなみにケネスはメガネくんなのですが、オコーナーページ・トップのアヒルに似てる。
エセル・マーマンとの掛け合い「You're Jast in Love」も好き。
マーマンは声量がすごいので、オコーナー氏は鼓膜が大変なことになったらしい(笑)
輸入版DVD リージョン;1 英字幕あり