長男アダム(ハワード・キール)が花嫁(ジェーン・パウエル)を連れて帰る。
兄に続けとばかりに弟たちも町の娘に声をかけるが、血気盛んなのが災いして、うまくいっていたのも束の間、大乱闘になってしまう。
アダムは落ちこむ弟たちに元気付けに『古代ローマ人の略奪結婚』を話してきかせる…
なんか外国の食品の箱みたいなヒゲオヤジのアップのDVDで
手に取るのを躊躇していた作品なのですが(知ってるスターも出てないし)
ヒロインのジェーン・パウエルが可愛くて好きなので借りてみた。
(ジェーン・パウエル:鈴木砂羽みたいな雰囲気で好きなのだ)
そしたら、面白かった!
↓これが問題のDVDジャケット。
ハイリハイリフレハイリホーな山男の兄貴が街に来てコックの娘と一目ぼれで結婚。二人で山に帰ってきたら実は弟が6人もいて、いいな〜お嫁さん… っつうんで、
街でそれぞれ女の子を見つけるという話。
でも拉致するんだけどね!
ほら不器用だから…皆…(遠い目)
そのグリーンジャイアントみたいな熊オヤジの長兄が、「アニーよ銃をとれ」でスカした2枚目やってたハワード・キールじゃないですか。
なんだ、こっちのほうがいいよキール。
「そんなに好きなら、さらって来たらいいじゃ〜ん」とそそのかしたくせに
自分に娘が産まれると一転、「もし俺の娘がさらわれたら相手を殺すだろうな…」という駄目っぷり。
弟たちの中でも末っ子ギリオン役の、ラス・タンブリン
ウエストサイド・ストーリーでリフやってる子ですが、可愛いです。
義姉ちゃんに懐いてます。
他には「可愛かった」という理由で本名がフラワーになっちゃった
フランクくんも好きです。※原語では「フランキンセンス(乳香)」という本名ですね。
トミー・ロール格好いいなぁ…
弟6人いるので見分けがつかないんですが、
3回くらい観ると分かってきます。しんせつに色分けしてあるし。
納屋みたいな台所で、嫁さんが唖然とした後、次に腕まくりする場面で
ああ〜天空の城ラピュタでやってたのはこれか〜、とシミジミリィ。
(大勢兄弟っつうのもこの映画が元ネタかもしれん)
≫DVD特典映像
幻のビスタサイズ版が見たくて、2枚組コレクターズエディション購入。
ビスタ版はさすがにリマスターされていないので、雪崩の場面など
いかにも背景スクリーンぽくて(画面は大きいのに)迫力にはちと欠ける。
あと攫いに行く時がどう見ても昼間だ…(笑)
でもあれをよくうまく収めたな〜と思います。そういや最初に借りて見た
ビデオは、ワイドスクリーンの両端切った無茶なやつだったんだよね…
(だから所々映ってなかった)
メイキングのジェーン・パウエルとダンボワーズのインタビューは
おそらく最近のでしょうか。ダンボワーズの話は面白かった…
でもジェーンの前のインタビューは消えてた(残念)。
字幕の日本語訳が変わっていて、ちょっとびっくりしました。
ドーネンの音声解説はなんか一緒に見ながら昔話聞いてるような
妙なリアル感が…(笑)
音声吹き替えがスペイン語とポルトガル語あるので、
それぞれ比べてみました。
・スペイン語…アダムが超低音で、ミリーは大人ぽい声。
しかし解せないのはアリスの声が妙にセクシーボイスなのだった…
(っつか女の子みんな同じ)
・ポルトガル語…アダムはちょっと高めだけどミリーや他の人の声は
本人に近いかも…。
こちらは丁寧に吹き替えてる感じがします。