マイ・シスター・アイリーン
1955年.コロンビアフィルム
●作家志望のルース(ベティ・ギャレット)と、女優志望のアイリーン(ジャネット・リー)の姉妹は、
希望に燃えてニューヨークに出てきたのだが、契約した部屋は半地下のものすごい物件。 しかも求職も思うようにいかない。
美人のアイリーンに比べ、パッとしない自分にコンプレックスを持つルースは、アイリーンをモデルに小説を書き、 出版社のベーカー氏(ジャック・レモン)のところに持ちこむが…


ベティ・ギャレット、「踊る大紐育」「私を野球に連れてって」なんかでも
どうもイマイチ地味な印象があったんだけど、この作品ではピカイチです。
やっぱりすごいよなぁミュージカル・スターって…(「野郎ども〜」にも書いたけど)
彼女が歌い始めると、場面がパっと華やかになる。
アイリーン役のジャネット・リー、絶世の美女という設定はどうか。 でもだんだん可愛くなってくるね、男物の服着て踊るところとか。
あとジャック・レモン氏は下手すると自意識過剰のプレイボーイ気取りで 蹴飛ばしてやろーかと思うような役だけど、持ち前の憎めなさで良。
私の好きなトミー・ロールが厚かましい新聞記者役で出てます。 トミー…「舞踏への招待」や「キス・ミー・ケイト」でもチョイ悪の役なんだよね…

ボブ・フォッシーが役者として出ている映画ってあまり見ないんだけど
彼とトミー・ロールのキスミーケイトコンビのダンス場面はすばらしい。
フォッシーらしさが所々に見られます。フォッシーの着こなしがいいなぁ
そんで7〜8回転してるトミーもステキ…
確認してみると、やっぱり振り付けはボブ・フォッシーなのでした。
それにしてもボブ、頭髪がキケンになりはじめている…(←しつれい)

終わりのほうはグダグダなんですが(笑)、ほのぼのとした小良作でした。
ところでこのDVD、リージョン1機で見るとオープニング画像が違うのね。
(コロンビアの女神のところね)、あと警告が英語で出る、謎…
水着の女王
1949年.MGM
●美貌の女社長イヴ(エスター・ウィリアムス)が経営するネプチューン水着会社で、 ポロクラブで行なわれる南米チームの試合のあと水着のファッションショーを開くことになる。
イヴの妹のベティ(ベティ・ギャレット)はそこで南米チームのマッサージ師ジャック(レッド・スケルトン)を
チームの主将ホセ(リカルド・モンタルバン)と勘違いして、夢中になる。
心配したイヴは本物のホセを会社に呼び出すが…

すいませんエスター・ウィリアムスの水中バレエばっかりの映画だと
思っていました… (いや確かにメインだけど)
そしたら結構ベティ・ギャレット(踊る大紐育のタクシーの子ね)とか
レッド・スケルトンとか、リカルド・モンタルバンの濃さとか(笑)
ラテンなクガード楽団とか、 バラエティに富んでて面白かった…
レッド・スケルトンの笑い、私好きかもしれない。 あのアホアホっぽさ…